こんにちは、院長の宮脇大です。
今日は、ちょっと恥ずかしい話をします。
実は私、自分自身が肥満症の診断基準にバッチリ当てはまっていたんです。
しかも、循環器内科として「生活習慣病を治療する側」の医師として。
今日はその経緯と、自分の卒業プログラムを始めた話をお話ししますね。
2024年末、健診結果を見て愕然
きっかけは普通の健康診断でした。
結果:
- 身長:172.5cm、体重:85.0kg
- BMI:28.6
- 腹囲:96cm
- 内臓脂肪面積(CT):125.1cm²
血液検査では、LDLコレステロールが軽度高め、HbA1cも境界域。
「これは・・肥満症の診断基準に当てはまっているじゃないか」
BMI 25以上(該当)、内臓脂肪面積100cm²以上(該当)、脂質異常症(境界域だが要注意) ── 完全に肥満症です。
患者さんに「肥満症ですので減量しましょう」と話している自分が、自分自身を見過ごしていた。これは結構ショックでした。
なぜ太ってしまったのか
正直に振り返ると、思い当たることだらけです。
- コロナ禍以降の運動不足(在宅勤務メイン、ジム遠ざかる)
- 夜の付き合いの増加(会食、晩酌)
- 40代になっての基礎代謝低下
- 「医者だから大丈夫」という根拠のない油断
加えて、もともと太りやすい体質です。父も母も標準より体重多め。これは遺伝的要素もあるなと。
「自分は健康に詳しいから大丈夫」というのは、まったくの幻想でした。
自分が患者になることに決めた
最初は「ちょっと食事と運動気をつけよう」程度に考えていました。でも、考え直しました。
患者さんに 「ウゴービは肥満症治療薬として有効です」「卒業プログラムで生活習慣を変えましょう」と話しているのに、自分はそれを実践していない。
これは、伴走者として失格だなと。
そこで決めました:
「自分が患者になって、プログラムの中身を全部体感しよう」
2025年1月、自分の卒業プログラム開始
具体的にやっていること:
食事
- 管理栄養士に相談、PHRアプリで食事写真記録
- 朝食をしっかり、夜は軽め
- 夜21時以降は食べない(できれば)
- 晩酌を週2回までに
運動
- 連携パーソナルジムに週2回
- 平日は1日8,000歩を目標
- 階段を必ず使う
睡眠
- 就寝時間を23時までに(できれば22時)
- 寝室の光・温度・湿度を整える
- スマートウォッチで睡眠データ確認
GLP-1(ウゴービ)
- 適応条件を満たしているので、2025年1月から開始
- 0.25mg → 0.5mg → 1.0mg と段階的に増量
- 副作用は最初の数週間に軽い吐き気、便秘あり
- 増量とともに、食欲が自然と落ち着く感覚を実感
患者さんと話すときに変わったこと
自分でやってみて、診察での会話が大きく変わりました。
Before:「ウゴービの副作用は吐き気や便秘です。多くは数日で軽快します」(教科書通り)
After:「私も打ってるんですけど、最初の数日は吐き気ありました。コーラを少しずつ飲むと楽になることが分かりましたよ」(体験ベース)
患者さんとの距離感が、明らかに近くなりました。「先生も同じ経験してるんですね」という安心感が、治療継続の支えになるようです。
今(2026年5月時点)の進捗
- 体重:85.0kg → 73.5kg(-11.5kg、-13.5%)
- BMI:28.6 → 24.7(正常域に)
- 内臓脂肪面積:125.1cm² → 95cm²(基準値内に)
- LDL、HbA1cも改善
順調に来ていますが、これからも続けます。**「卒業」**まではまだ道のり半ば。ウゴービを完全にやめて、生活習慣だけで維持できる状態を目指しています。
「先生も太ってましたよね?」と聞かれる
最近、患者さんによく言われます。「先生、痩せられましたよね?」「以前の写真と違いますね」
はい、その通りです(笑)。
肥満症の治療を本気で勧める医師として、自分が同じ道を歩む経験は、何より大きな財産になっています。
「医師として患者を診る」だけでなく、「患者として医師を見る」視点を持てるのは、伴走者として大きな強みです。
あなたも一緒に
「自分も肥満症かも」と思った方、一人で頑張る必要はありません。
私自身も、栄養士・トレーナー・周りの医師の助けを借りて、ここまで来ました。一人でやるよりずっと続きやすいです。
詳しくは卒業プログラムのページへ。LINE相談は無料です。
それでは、また!
次回は「ウゴービを自分に打ってみた1ヶ月レポート」、もう少し詳しくお話しします。
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よくある質問
- Q.院長はどうして自分で卒業プログラムを始めたのですか?
- A.正直、健診結果でBMI 28.6を見て驚いたのがきっかけです。患者さんに『減量しましょう』と話しているのに、自分が肥満症の診断基準に該当している ── これは伴走者として失格だなと。それなら自分が患者になって、プログラムの中身を体感しよう、と決めました。
- Q.院長自身もウゴービを打っているのですか?
- A.はい、適応条件を満たしているので2025年1月から開始しています。副作用や効果を医師として、また患者として、両側から体感しています。診察での『私も打ってますよ』という一言で、患者さんとの距離が近くなる実感があります。
- Q.今(2026年5月時点)、院長の体はどうなっていますか?
- A.BMIは順調に下がってきていて、内臓脂肪面積も100cm²を切るところまで来ています。卒業プログラムの王道(GLP-1 + 食事・運動・睡眠)を実践中。具体的な数値は今後の記事で報告していきますね。