こんにちは、院長の宮脇大です。
「メディカルダイエット」「GLP-1痩身」と言われる治療は、巷にあふれています。SNSの広告でも見かけますよね。
でも、Doctor’s Fitness診療所が提供しているのは、それらとは少し違う設計の治療です。
その名も**「卒業プログラム」**。今日はこの中身を解説してみますね。
なぜ「卒業」を掲げるのか
シンプルに言うと、「打っている間は痩せるけど、やめたら戻る」のがGLP-1治療の現実だからです。
ウゴービもゼップバウンドも、注射をやめれば食欲も胃の動きも元に戻ります。薬で抑えていた食欲が解放されて、自然と元の体重に戻っていく。これは多くの臨床試験でも確認されている事実です。
つまり、薬だけに頼っている限り、一生注射を打ち続けるか、リバウンドするかの二択になってしまうんですね。
「それでいいから痩せたい」という方もいるかもしれません。でも、医学的にはこれは賢明な選択とは言いがたい。なぜなら:
- 一生注射を続けるコスト(月2〜3万円 × 数十年)
- 薬の長期使用による未知のリスク
- 薬がなくなった時の精神的依存
- そもそも生活習慣が変わっていないという本質的問題
だから当院は、**「薬を続ける」ではなく「薬を卒業する」**ことをゴールに据えています。
卒業プログラムの4ステップ
プログラムは大きく4つのステップで構成されています。
ステップ1: 初診・適応評価(Day 1) 身体測定、血液検査、健康障害の評価、既往歴の確認。BMIと健康障害から肥満症の診断と適応条件をチェックします。
ステップ2: 食事・運動・習慣の設計(Week 1〜4) 管理栄養士による栄養指導、自分ができる運動から開始、日々の体重記録(レコーディング)の習慣化。薬を始める前に、まず土台を作ります。
ステップ3: GLP-1(ウゴービ or ゼップバウンド)導入(Week 1〜4 並行) 週1回の皮下注射を開始。初回はクリニックで看護師と一緒に注射手技を学びます。月次フォローで副作用と効果を医師がモニタリング。
ステップ4: 卒業 & メディカルフィットネス(Month 12〜) 目標体重・健康障害の改善が達成されたらGLP-1を漸減・卒業。残るのは整った食習慣・運動習慣・引き締まったカラダ。場合によっては併存疾患(糖尿病・高血圧など)の薬も減量・寛解へ。
「3本柱」の考え方
プログラムの中核は、食事・運動・睡眠の3本柱です。
① 適切な食事 管理栄養士による個別指導。「これを食べれば痩せる」ではなく、あなたの生活に持続可能な食習慣を作る。
② 適切な運動 自宅トレーニングが続かない方は、迷わずジムへ。連携施設で週2回トレーナーに身を任せる方針です(医療費控除対象施設のご紹介も可能)。
③ 適切な睡眠 肥満治療の隠れた要。睡眠の質はホルモンバランスを左右し、食欲にも直結します。当院では睡眠外来も併設しています。
詳しくは当院LPの3本柱セクションもご覧ください。
卒業した先に残るもの
プログラムを完走すると、こんな状態になります。
- 整った食習慣 & 運動習慣 ── プログラムを通じて身についた、無理のないライフスタイル
- 引き締まったカラダ ── 体重だけでなく、内臓脂肪・体組成のレベルで整ったカラダ
- 併存疾患の薬の減量・寛解 ── 糖尿病・高血圧・脂質異常症の薬も減らせるケースが
- 「未病・予防」の状態 ── 薬ゼロ、あるいは最小限で、メディカルフィットネスを継続
これが当院の目指す最終ゴールです。
こんな方には合いません
正直にお伝えすると、卒業プログラムは万人向けではありません。
- 楽して痩せたい方
- 食事・運動の改善は面倒だから薬だけで済ませたい方
- 月1回の通院や栄養指導の時間が取れない方
こういう方は、SNSの「メディカルダイエット」の方がフィットするかもしれません(おすすめはしませんが)。
逆に、**「ちゃんと治療して、健康的な体と暮らしを取り戻したい」**という方には、強くお勧めします。
ご興味があればLINEからお気軽にどうぞ。
ご相談はLINEからいつでもどうぞ。
それでは、また!
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よくある質問
- Q.卒業プログラムはどれくらいの期間続けるのですか?
- A.おおむね12〜18ヶ月が目安です。最初の3〜4ヶ月でGLP-1の効果が出始め、6〜12ヶ月で目標体重に近づき、その後数ヶ月かけてGLP-1を漸減・卒業します。生活習慣の改善で維持できる状態を作ることがゴールです。
- Q.卒業した後、本当に体重を維持できますか?
- A.個人差はありますが、生活習慣を整えていれば多くの方で維持できます。ただし、薬だけに頼って生活習慣を変えなかった場合、卒業後にリバウンドする可能性は高いです。だからこそ食事・運動・睡眠の改善がプログラムの柱です。
- Q.プログラム参加にはどんな条件がありますか?
- A.①BMI 27以上+11の健康障害を2つ以上(またはBMI 35以上)、②栄養指導を受ける意志、③運動の取り組み、④毎日の体重測定、が基本条件です。詳細は当院LPの「適応条件」をご確認ください。