こんにちは、院長の宮脇大です。
「自宅で筋トレやろうと思ってYouTube見たんですけど、3日で挫折しちゃって・・」
外来でよく聞く話です。私もまったく同じ経験があります(笑)。
結論から言うと、続かないのは意志の問題ではなく、設計の問題です。今日は「人を頼る」という選択肢、特にパーソナルジムについてお話ししますね。
なぜ自宅トレーニングは続かないのか
自宅トレーニングが続かないのは、こんな理由です。
① 強制力がない
「やる/やらない」を毎回自分で決める必要がある。疲れていれば、ほぼ確実にやらない方を選ぶ。
② 正しいフォームが分からない
YouTubeを見ても、自分の動きが正しいかわからない。間違ったフォームでケガをしたら本末転倒。
③ 強度の調整ができない
「もう少しキツくしたい」「ちょっと軽く」のように、その日のコンディションに合わせた調整が難しい。
④ 一緒にやる人がいない
孤独な作業は続けにくい、というのは人間の心理です。
これらを一気に解決するのが、パーソナルジムです。
パーソナルジムの3つのメリット
① 「行くまでが勝負」になる
時間と料金を予約しているので、「サボったら損」という心理が働きます。これだけで継続率が大きく変わります。
② フォームと強度をプロが管理
トレーナーが正しいフォームを教えてくれ、その日の調子に合わせて強度を調整してくれます。ケガのリスクも下がる。
③ 結果に直結する設計
ダイエット目的のジムであれば、食事のアドバイスもセットになっていることが多い。運動だけでなく、トータルでサポートが受けられます。
「トレーニング」ではなく「結果」に投資する
ここが大事な発想転換です。
パーソナルジムは、月3〜6万円かかります。「高い」と感じる方も多いでしょう。
でも、考えてみてください。続かない自宅トレ × 1年 と、続くパーソナルジム × 1年 で、得られる結果はまったく違います。
「お金を払ってトレーニングする」のではなく、**「結果(いい体・健康)に投資する」**と考える。
私はこの発想にしてから、運動が続くようになりました。
医療費控除という選択肢
ここで朗報があります。
医師の指示書(運動療法処方箋)を発行できる医療機関で、指定運動療法施設を利用した場合、その費用は医療費控除の対象になるケースがあります。
条件:
- ①医師の運動療法処方箋(指示書)があること
- ②厚生労働省指定の運動療法施設で実施すること
- ③一定回数(月8回程度)継続すること
医療費控除で還付される額は、所得や医療費総額により変わりますが、所得税率20%の方なら年間費用の20%程度が戻ってくる計算になります。
例:年間60万円の施設利用料 → 約12万円の還付。これは大きいですよね。
Doctor’s Fitness診療所の連携
当院では、医療費控除対象となる連携施設をご紹介できます。お住まいの地域や通いやすさを考慮して、最適な施設をご提案します。
詳しくはrx.doctors.fitnessに施設一覧と医療費控除の手続きについて掲載しています。
「自分の地域に対象施設があるか知りたい」というご相談だけでもOKです。
「ジムに行く」が無理な場合
すべての方にパーソナルジムを勧めるわけではありません。
- 経済的に難しい
- 時間が取れない
- どうしてもジムが苦手
そういう場合は、
- 公共施設のプール(水中ウォーキング)
- 市民スポーツセンター(月会費安め)
- 歩数を増やす生活設計(駅から遠回り、階段使用)
など、できる範囲で動く工夫を一緒に考えます。
「運動ゼロ」だけは避けて、何かしら継続できるものを見つけましょう。
それでは、また!
次回は「肥満と睡眠時無呼吸 — 減量でCPAPを卒業できるのか」についてお話しします。
関連記事:
- 肥満症の運動療法
- 運動と連携施設の詳細はrx.doctors.fitness
よくある質問
- Q.パーソナルジムの費用はどれくらいですか?
- A.施設により大きく異なりますが、週1回50分で月3万円〜6万円程度が相場です。トレーナーの質、設備、トレーニング内容で差があります。医療費控除対象施設なら、確定申告で一部還付を受けられるケースがあります。
- Q.医療費控除の対象となる条件は何ですか?
- A.①医師の指示書(運動療法処方箋)があること、②指定された施設で運動を行うこと(厚生労働省が指定する『指定運動療法施設』など)、③一定回数以上通うこと(月8回以上が目安)などが条件です。詳細は当院でご相談ください。
- Q.パーソナルジムに行くのが恥ずかしいのですが・・
- A.気持ちは分かります。私自身もそうでした(笑)。でも、ほとんどのパーソナルジムは完全予約制で、他の利用者と顔を合わせない設計になっています。「ジムに行くことが目的」ではなく「結果を得ること」が目的なので、合理的に活用しましょう。